今年は秋が長いなと思っていたら、あっという間に冬の気配。
皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか。

秋のはじめに、すごくアートなギャラリー体験をしてきたのでご紹介します。
この日はファッションデザイナーの三村はじめさんと母と一緒に奥多摩のギャラリー探索。

一件目は地元の友人に教えてもらった古民家カフェ「木の花」（このはな）さんへ。
古民家を改装したというカフェは、内装の木の質感、格子や直線（ストライプ）で構成されたシンプルな建具がシンプルで気持ちいい空間でした。珈琲やお茶も丁寧に入れられ、入口で販売されている和雑貨も素敵なものばかりで、オーナーさんのこだわりが感じられました。

「木の花」（このはな）　
東京都青梅市和田町2-240　0428-76-2228

2件目はあきる野にあるレストラン「メリダ」と、併設されたギャラリー「ネオ・エポック」へ。
車でないと行けない、本当にここにお店があるの！？というような奥まったところにあるこの場所は2回目の訪問です。平日にも関わらず、ランチ客の女性グループが数組います。（要予約）
ランチコースはたっぷりのサラダつき。どれも、美味しいお料理で今回はビーフシチューをいただきました。

ギャラリーは昔、保養施設だったところを改装したすごく広い空間で、迷路みたいな作りがとても面白いです。1階はいろいろな作家さんの雑貨や服などを展示販売、2階はトンボ玉のコレクション展示と、小さなカフェがあります。（今はお休み中）

そして！！　
今回はたまたま、オーナーの渋いおじさまに遭遇（？）し、ご好意で、普段は美術会員のみしか入れないスペースで、美術館クラスのたくさんの所蔵品を特別に見せていただきました。

フランスで鑑定のお仕事をされていたというオーナーさん。
「鑑定の仕方を教えましょうか」と言われて出て来た作品の数々は・・マチス、クレー、ピカソ、シャガール、ガレ、エリック・サティの楽譜・・・次から次へとしかも無造作に出てくる名だたる作家の作品は、本当に素晴らしいものばかりで、本物のオーラとパワーを存分に味わいました。本物の見方や、それぞれの作品にまつわる話もたくさん聞かせていただき、作品には直に触って感触を確認させていただいたものもありました。

アートは本物を見ろ、いいものに触れろ、とはいいますが・・。いやはや。美術館クラスの名作のパワーは『圧倒的』です。たっぷりと心の栄養をいただき、思いもよらなかった収穫に大変に充実した想いで帰路につきました。

西多摩の奥地で、都内の方から見たらすごくイナカにあると思いますが、機会があればぜひ足をお運びください。美味しいお食事と本物のセンスのギャラリー、お薦めです。

「メリダ」「ギャラリー・ネオ・エポック」
東京都あきる野市戸倉1514　042-595-3298

※写真は三村はじめさんから了承を得てお借りしました。
※美術会員のみのスペースは普段は一般の方は入れません。